ドラゴン クエストIII そして伝説へ…(前編)

ドラゴン クエストIII そして伝説へ…(前編)

「ドラゴン クエストIII」(以下「DQIII」)発売日の1988年2月10日水曜日、DQIIのときとは違い、兄が2月10日にDQIIIを買って家に帰ることはありませんでした。

翌日の2月11日木曜日は、建国記念日でわたしの小学校が休みでした。
兄は「近所のおもちゃ屋が水曜定休だから、翌日の開店に並べば買えるかも」と思ったのでしょう。小学生のわたしにおつかいを命じました。「おれは部活で行けん。ドラクエ代渡すからおもちゃ屋行ってきてくれ!たのむ!」みたいな感じだったと思います。

2月11日、予約もせずにおもちゃ屋のシャッター前で開店待ちをしました。
幸い、予約だけして店頭に現れなかった人が数名いたらしく、そのお店の朝入荷分ラスト2本のうち片方を買うことができました。

自分のお金でした買い物ではないのに、赤いパッケージをお店の人から受け取ったとき、血がたぎるという感覚を生まれて初めて味わいました。パッケージを抱え、360度全方位に警戒しながら家まで猛ダッシュで帰りました。

DQIIIのことで強烈に記憶に残っているのは、イシスの女王様の存在感と「でも ひとときの うつくしさなど なんに なりましょう。」のセリフ、やみのせかいに降り立ったときの感動、ひかりのたま、「なにかが とじる おとがした!」です。
他にもありますがやはり書き尽くせません。

それでは、DQIIIの旅の記録方法を振り返ります。

DQIIIでは、旅の記録するのに「バッテリーバックアップ」という方式が採用されました。シリーズ初のことです。
子供だった当時、言葉の意味はよくわかりませんでしたが、兄が言うには「DQIIを超える大作だから、ふっかつのじゅもんでは字数が増えすぎてしまう。その代わりの方法。」ということでした。

「DQIIIにバッテリーバックアップが採用されなかったら、ふっかつのじゅもんの文字数はいったい何文字必要だったのか?」すごく大事なことなのに、はずかしながら今日までわたしは知りませんでした。
諸説あるようですが、約500~800字にもなるのだそうです。800文字はさすがに正確に書き取れませんし、ゲームが宿題以上の苦行になってはいけません。

3個しかないぼうけんのしょを兄弟で分けることになり、わたしは「ぼうけんのしょ 3ばん」を使うことになりました。

ゲーム中での旅の記録の操作も、前二作に比べずいぶん簡単になりました。
旅先のお城などで、王様や偉い人と会話したあと、「そなたらの たびのせいかを この ぼうけんのしょに きろくしても よいかな?」と聞かれたら「はい」と答える。
「しかと きろくしたぞよ。」のメッセージを確認する、という流れでした。
どうでもいいかもしれませんが、わたしの好きなイシスの女王様の場合「あなたがたの たびのおもいでを このぼうけんのしょに きろくしますか?」「では きろくいたしましょう。」というメッセージになります。

過去2作品との旅の記録方式の違いは以下のようになります。

ふっかつのじゅもんとぼうけんのしょ まとめ
DQIII DQI、DQII
ぼうけんのしょ ふっかつのじゅもん
旅の成果を記録し、あとで旅を再開できる
ゲーム側で記録してくれる プレイヤーが自分でメモを取る
最大3個まで記録できる 個数制限なし
消えると冒険続行不能
(残りのぼうけんのしょで再開かやり直し)
一文字でも間違えると冒険続行不能
(ひとつ古いふっかつのじゅもんで再開)

カセット内に記録してくれるようになったことだけを見ると、まさに「べんりな よのなかに なったもの よのう。」と言いたい気分です。しかし、便利になった代わりに、気を付けなければならないことが増えました。

(後編へつづきます)

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