ドラゴン クエストIII そして伝説へ…(後編)

ドラゴン クエストIII そして伝説へ…(後編)

DQIIIは、旅の記録が便利になった代わりに、気を付けなければならないことが増えました。

一番有名なのは、電源の切り方だと思います。

偉い人の「しかと きろくしたぞよ。」のメッセージの後、「どうじゃ? また すぐに たびだつ つもりか?」の質問に「いいえ」と答えると中断です。

「では しばし やすむがよい!また あおう! ○○ よ!」のメッセージの後、BGMがフェードアウト、画面が暗転して次のメッセージが表示されます。

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┃おつかれさまでした。
┃りせっとぼたんを おしながら
┃でんげんを きってください。
┃         ▼
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┃りせっとをおさずに
┃でんげんをきると
┃ぼうけんのしょが きえてしまう
┃ばあいが あります!
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黒背景に白文字ひらがなのシンプルなメッセージですが「これは従わないといけない」と思わせる謎の説得力がありました。

旅の再開時、ファミコンの電源を入れるときも慎重さが必要でした。

これは、ファミコンを掃除していなかったことが一番の原因だと思います。
わたしの家のファミコンは、カセットを差し込んで電源スイッチを入れても「一発でつかない」ことが多くなっていました。「ほんの少しだけ浅目」が安定しました。DQIIIを始めようとして「テレビの画面全体が灰色」になると、ぼうけんのしょが消えたかもしれないとヒヤヒヤしたものです。
一発でつかなかったとき、リセットを押しながら電源を切るべきなのか、電源をそのまま切るべきなのか、いまだに分かりません。

そして「振動・衝撃」です。

手が滑ってコントローラを落としたり、コントローラのコードや電源コードにものが引っ掛かったりしてファミコンが停止してしまうことのないよう、物の配置に注意するようになりました(ただしファミコン本体周辺のみ)。飼い猫にファミコン本体に飛び乗られないようにも工夫しました。

他にも、地震や雷など、ぼうけんのしょの天敵はたくさんあると思います。

幸い、一度目のエンディングを見るまでは、ぼうけんのしょが消えることなくプレイできました。
その後、「そうりょとまほうつかい両方の呪文を使うぶとうか」を育て、念願の「しあわせのくつ」も入手したのですが、わたしのぼうけんのしょは、ある日いともたやすく消えてしまいました。

DQIIやIなら、古いふっかつのじゅもんを捨てずにとっておけば、やや弱い状態から旅をやり直せましたが、DQIIIではすべてを失います。やりこんだだけ愛着が増しているので、消えたときはかなりショックでした。「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ 愛ゆえに人は哀しまねばならぬ」のセリフが出てくるくらいに悲しかったです。

ただ、人生初のデータ消失がDQIIIでよかったのかもしれません。ぼうけんのしょが消えた哀しみより、もらったものの方が大きかったからです。イシスの女王様なら、「なかまを つよくしただけの ぼうけんのしょが なんに なりましょう。」と言い放つ気がします。

DQIIIの旅の記録で学んだことは、「バッテリーには寿命があり、旅の記録を永遠に残しておくことはできない。」「機械を雑に扱えば危険は増し、丁寧に扱っても危険はゼロにならない。」「ぼうけんのしょは消えても、遊んだ思い出や学んだ教訓は消えない。」です。

現実社会でも、楽な方法に慣れ過ぎ怠ける自分を反省しなければいけないかもしれません。

次回は、「データを二度となくさないためにはどうすればいいんですか」です。

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