
コンピューターをインターネットに接続する場合、各自のコンピューターを保護するために対策を講じる必要があります。コンピューターを攻撃する犯罪者がいるからです。
インターネットを経由して外部からコンピューターに侵入し、情報を盗み出す直接的な攻撃と、悪意のあるソフトウェアを作成してコンピューターに被害を与える間接的な攻撃があります。
ファイアウォールを使用し、コンピューターを常に最新の状態に保ち、ウイルス対策ソフトウェアを常に最新版に更新し、いくつかの最適な対策に従えば、継続的にコンピューターのセキュリティを改善して感染の可能性を減らすことができます。


Windows セキュリティ センターは、【コントロールパネル】の【セキュリティ】にあります。
コンピューターの現在のセキュリティ状態と、コンピューターをより安全な状態にするための推奨事項が表示されます。
ファイアウォールは、外部から第三者がアクセスするのを防いでコンピューターを保護するシステムです。

ファイアウォール(防火壁)は、インターネットやネットワークからコンピューターに送られてきた情報をチェックし、その情報を拒否するか受け入れるかを、ファイアウォールの設定に応じて判断するためのソフトウェアまたはハードウェアです。
企業などの内部ネットワークでは、外部から第三者が侵入し、データやプログラムを盗聴・改ざん・破壊などが行なわれないように監視し、不正なアクセスを検出・遮断する必要があります。このような機能を実現するシステムがファイアウォールです。
Windowsには、Windows ファイアウォール が組み込まれており、自動的に有効になります。
しかしファイアウォールは、外敵の攻撃から身を守るための最初の砦にすぎません。ファイアウォールだけだけでは防御しきれないものもあります。そのため、その他の防御(ウイルス対策ソフトウェアやスパイウェア対策ソフトウェアの導入など)を講じておくのが正しいセキュリティ対策です。
Windowsは、使用しているコンピューター用の更新プログラムを定期的にチェックして、自動的にインストールできます。
Microsoftは、新しいウイルスやその他のセキュリティ脅威からコンピューターを保護する際に役立つ、Windowsの重要な更新プログラムを定期的に提供しています。これらの更新プログラムをできるだけ早く受け取れるようにするため、自動更新を有効にしてください。これによって、Windows用の重要な更新プログラムをコンピューターにインストールし忘れるのを防ぐことができます。
インターネットに接続されていれば、更新プログラムがバックグラウンドで自動的にダウンロードされインストールされます。
ウイルス対策ソフトウェアは、コンピューターウイルスを除去するソフトウェアです。
ウイルスなど悪意のあるソフトウェアを検出、予防、無効化、または削除して、コンピューターを感染前の状態に回復します。
スパイウェア対策ソフトウェアは、ユーザーの意志に関わらず、勝手にパソコンにインストールされてスパイ活動を行うプログラムからコンピューターを保護するのに役立ちます。
| 主なベンダー (50音順) |
商品名 | ウィルス対策 | スパイウェア対策 | パーソナルファイアウォール |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社アンラボ | AhnLab V3 ウィルスブロック2009 Platinum | ○ | ○ | ○ |
| AhnLab V3 ウィルスブロック2009 | ○ | ○ | ||
| AhnLab V3 スパイゼロ 2009 | ○ | |||
| 株式会社イーフロンティア | ウィルスキラーゼロ インターネット セキュリティ 2008 | ○ | ○ | |
| ウェブルート・ソフトウェア株式会社 | Spy Sweeper スパイ スウィーパー | ○ | ||
| Spy Sweeper with AntiVirus スパイ スウィーパー ウイルス対策付き | ○ | ○ | ||
| エフセキュア株式会社 | エフセキュア インターネット セキュリティ 2009 | ○ | ○ | ○ |
| エフセキュア アンチウイルス 2009 | ○ | ○ | ||
| 株式会社Kaspersky Labs Japan | Kaspersky Internet Security 2009 | ○ | ○ | ○ |
| Kaspersky Anti-Virus 2009 | ○ | ○ | ||
| キャノンITソリューションズ株式会社 | ESET Smart Security | ○ | ○ | ○ |
| ESET NOD32 Antivirus v3.0 | ○ | ○ | ||
| 株式会社シマンテック | ノートン インターネットセキュリティ 2009 | ○ | ○ | ○ |
| ノートン アンチウイルス 2009 | ○ | ○ | ||
| ソフォス株式会社 | Endpoint Security and Control | ○ | ○ | ○ |
| ソースネクスト株式会社 | ウイルスセキュリティ ZERO | ○ | ○ | ○ |
| トレンドマイクロ株式会社 | ウイルスバスター2009 | ○ | ○ | ○ |
| 日本CA株式会社 | CA インターネット セキュリティ スイート プラス 2009 | ○ | ○ | ○ |
| CA アンチウイルス プラス アンチスパイウェア 2009 | ○ | ○ | ||
| CA パーソナル ファイアウォール 2009 | ○ | |||
| マカフィー株式会社 | マカフィー・インターネットセキュリティ2009 | ○ | ○ | ○ |
コンピューターウイルスとは、コンピューターの動きを妨害したり、データを記録、破損、削除したり、他のコンピューターやインターネットに自動的に広まるように故意に設計されたソフトウェアプログラムです。
ウイルスはインターネットからダウンロードしたファイルや、USBメモリーなど外部記憶媒体を通じて感染します。電子メールの添付ファイルで感染するタイプもあります。
大抵は使用者の知らないうちに感染します。ウイルスに感染したことに気づかずにコンピューターを使用し続けると、他のコンピューターへウイルスを感染させる危険性もあります。
Windowsにはウイルス対策プログラムが組み込まれていませんが、多くのコンピューターは、ウイルス対策プログラムがインストールされた状態で出荷されています。Windows セキュリティ センターで、お使いのコンピューターにウイルス対策が設定されているかどうかを確認してください。ウイルス対策がなされていない場合は、コンピューターが被害を受ける可能性があります。Microsoft ウイルス対策パートナーのWebページで、使用可能なウイルス対策プログラムを確認してください。
毎日新しいウイルスが検出されているので、ウイルスを予防するためには、最新の更新プログラムとウイルス対策ソフトウェアを使用してコンピューターを最新の状態に保つことが大切です。
スパイウェアとは、正当な方法でユーザーの事前に同意を得ることなく、広告を表示したり(アドウェアと呼ばれます) 、個人情報や機密情報を収集したり、コンピューターの設定を変更したりするソフトウェアプログラムです。
スパイウェアには、不要なツールバー、リンク、またはお気に入りをWebブラウザにインストールする、既定のホームページを変更する、ポップアップ広告を頻繁に表示するものなどがあります。
ユーザーがまったく気付かないうちに、閲覧した Web サイトや入力したテキストなどの情報がひそかに収集される場合もあります。ほとんどのスパイウェアは、ユーザーがダウンロードしたフリー ソフトウェアを介してインストールされますが、Web サイトを閲覧しただけでスパイウェアに感染する場合もあります。
多くのスパイウェアは、簡単には削除できないように設計されています。 他のソフトウェアと同様の方法でアンインストールを実行しても、コンピューターを再起動するとすぐに再表示されます。
コンピューターをスパイウェアから保護するため、スパイウェア対策ソフトウェアを使用してください。
Windows Vistaには、Windows Defender と呼ばれるスパイウェア対策ソフトウェアが組み込まれており、既定で有効になっています。スパイウェアがコンピュータにインストールされそうになると、Windows Defender がユーザーに警告します。また、コンピューターをスキャンしてスパイウェアの有無を調べ、既にスパイウェアがインストールされている場合はそれを削除することができます。
毎日のように新種のスパイウェアが出現しているので、スパイウェア対策ソフトウェアを定期的に更新し、最新のスパイウェアを検出して排除できるようにしておく必要があります。
Windowsを更新すると、必要に応じて Windows Defender が更新されます。
ウイルス対策ソフト・スパイウェア対策ソフトを利用することで、ウイルスやスパイウェアの侵入や実行を抑止することができます。ただし、対策ソフト本体や定義ファイルを常に最新の状態にしておくことが大切です。ウイルスは常に新種が登場しています。そのためにも対策ソフトを新しいウイルスに対応できる状態に保つ必要があるわけです。
最近のウイルス対策ソフトは、スパイウェアを探知できるものが増えてきました。しかし、スパイウェアをすべて検知し、駆除することは難しい場合があります。対策ソフトベンダーでは新しい検知方法を考案し、未知のスパイウェアでも検知できるようにソフトを進化させていますが、完全と言うことはありません。
マルウェアは、メールの添付ファイルに仕掛けられている場合が多くなっています。厳重に注意しましょう。
シェアウェアやフリーソフトウェアをWebサイトからダウンロードする場合は、信頼できるサイトのみから行いましょう。ファイル交換ソフト(P2P)から取得したソフトウェアについても注意が必要です。これらのファイルをインストールする前に、スパイウェア対策ソフト・ウイルス対策ソフトで検査することを忘れないでください。
インターネットから画像や音楽、映像などのファイルもダウンロードできますが、不正なプログラムが埋め込まれている場合があります。ウイルス検査を行ってから使用しましょう。
同様に、MOやCD、USBメモリー等の外部記憶媒体内のファイルも、入手先が不明な場合は、ウイルス検査を行ってから使用しましょう。
悪意のあるWebサイトでは、サイトを閲覧しただけでスパイウェアなどをインストールされる場合があります。
検索エンジンで検索された怪しげなサイト、スパムメールやポップアップメッセージに記載された怪しいサイトには近づかない方が賢明です。
最近、Winnyなどのファイル交換ソフトを悪用したAntinnyなどウイルスにより、組織からの個人情報や機密情報等の漏洩が発生しています。一度情報がインターネットに漏洩してしまうと、その情報を回収することは技術的に不可能で、重大なトラブルに発展します。
このAntinnyはWinnyにウイルスファイルを流通せることで感染を拡大します。ファイル交換ソフトを使用しないようにしましょう。
メールの送受信に使用するメールソフトやインターネットを閲覧するためのブラウザなどを使用する場合は、それぞれのアプリケーションに用意されているセキュリティ機能(設定)を強化しましょう。

例えば、MicrosoftのInternet Explorer 6の場合は[インターネットオプション]で、セキュリティのレベルを『中』以上、Internet Explorer 7の場合は『中高』以上を設定することをお勧めします。あわせてスパイウェア対策として、プライバシーの設定についても『中-髙』以上を設定することをお勧めします。
オペレーティングシステムやアプリケーションの脆弱性(セキュリティホール)を利用して侵入するマルウェアの存在が確認されています。脆弱性を解消するために、コンピューターを常に最新の状態にしておくことが重要です。
Windows以外のOSやソフトウェアをご利用の方は、ベンダーや各種の公開されたセキュリティ情報を参照し、脆弱性が公開された場合はすぐ対処してください。
あなたのパソコンに脆弱性が残っていると、メールをプレビューしただけで、あるいはインターネット(ネットワーク)に繋いだだけで、ウイルスに感染する可能性があります。脆弱性は頻繁に発見されているので、使用しているアプリケーション(特に、メールソフト・ブラウザ・PDF閲覧ソフトなど)に関してベンダーのWebサイトなどの情報を定期的に確認し、最新のセキュリティパッチを当てて置くことが重要です。
最近話題になっているボットと呼ばれるウイルスも、インターネットを通じて感染を広げる場合があります。
Windows利用者は、Microsoft updateを定期的に実施するか、自動更新設定を行ってください。Microsoftが提供しているOSに用意されたパッチ、およびInternet ExplorerやOffice製品等に用意されたパッチが適用できます。
ウイルスに感染しているプログラムまたは添付ファイルをコンピューターで開いたり実行したあとでも、ウイルスに感染したことがわからない場合があります。
ウイルスに感染した可能性を示す主な兆候
スパイウェアがインストールされた可能性を示す主な兆候
コンピューターを安全な状態にするには、システム自体を初期化しなければなりません。ウイルスにより破壊されたデータは、ウイルス対策ソフトで修復することはできません。ウイルスの感染被害からの復旧のため、日頃から大切なデータのバックアップを取る習慣をつけましょう。またアプリケーションのオリジナルCD-ROMなどは大切に保存しておきましょう。万一、ハードディスクの内容が破壊された場合は、再インストールすることで復旧することができます。
コンピューターにログオンすると、所有しているユーザー アカウントの種類に応じて、一定レベルの権限と特権が与えられます。ユーザー アカウントには、標準、管理者、ゲストの3種類があります。管理者アカウントでログオンすればコンピューターを完全に制御できますが、コンピューターの安全性を高めるには標準アカウントの方が適しています。たとえば、自分がログオンしているコンピューターに他者(ハッカーなど)が侵入してきた場合、その侵入者はコンピューターのセキュリティ設定を不正に変更したり、他のユーザー アカウントを変更したりできません。
自分で管理できない、ネットカフェや他人のコンピューターでは、クレジットカード情報などの個人情報の入力を行わないようにしましょう。
ウイルス定義ファイルを最新の状態にしたウイルス対策ソフトにより、コンピューターの検査を実施します。ウイルス名は特定できたが駆除や隔離ができない場合は、使用したソフトのベンダーのWebサイトで、特定できたウイルスの情報を探し、そこに記述されている対策方法を試してください。
ウイルス対策ソフトを使用していない場合、ネットワークに接続できるなら、ベンダーが提供している無償のオンラインスキャン(オンラインでのウイルス検査サービス)を利用することで、ウイルスを特定できる可能性があります。ウイルスが特定できたら、オンラインスキャンと同じWebサイトで、特定できたウイルスの情報を探し、そこに記述されている対策方法を試してください。
Windows セキュリティ センターにより、インターネット セキュリティが正しく設定されているかどうか、ユーザー アカウント制御が有効かどうかが確認されます。