RAIDのトラブル

RAID構成の重要サーバーを短期間でデータ復旧

RAID構成のハードディスクは、信頼性が要求されるデータ保存が可能なため、ファイルサーバー等の重要な機器のデータ保存に使用されています。
しかし、信頼性の高いRAID構成でも、2台以上のハードディスクが同時に故障したり、コントローラが故障するなどといった原因でデータ喪失のトラブルが発生します。また、不注意によるデータ削除や、操作ミスによるデータ消去などによっても、データ喪失が発生することがあります。

RAID

RAIDとは

RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks 読み方:レイド)とは、複数のハードディスクを組み合わせることで、1台の仮想的なハードディスクとして運用する技術です。たとえば、80GBのハードディスクを2台接続すると「Cドライブ」「Dドライブ」というように分けて管理されます。そこでRAIDの技術を使用することで、この2台を1台の160GBのハードディスクとして扱えるようになり、「Cドライブ」として認識されます。
RAIDにはハードディスクの構成によってRAID0〜RAID6までの7種類に分類され、それぞれメリットは異なりますが、主に記録速度安全性の向上を目的としています。
例えば、RAID1は、複数のハードディスクに同時に同じ内容を記録します(これを「ミラーリング」と呼ぶ)。1台のハードディスクが故障した場合でも、もう1台のハードディスクが故障している可能性は低いため、安全性に優れているといえます。ただし、同じ内容を複数のハードディスクに記録するため、扱える容量が半分以下になり、利用効率が悪くなります。
RAID5は、複数のハードディスクに分散させて記録する技術です。複数のディスクに分散させているため、読み出し性能は優れていますが、2つ以上のドライブが同時に故障すると回復できないというデメリットがあります。
RAIDはデータを保護する技術ではなく、データをハードディスクの障害から保護する技術です。そのため、人為的なファイルの誤消去や、コンピュータウィルスによるファイルの破壊、ファイルシステムの不整合など、ソフトウェア的な障害には対応できません。またハードディスクが同時期に複数故障する場合などの可能性を持ちます。

RAID1(ミラーリング)

RAID復旧にかかる費用と時間

障害の種類によるRAID一式あたりのデータ復旧料金の目安は以下の通りです。
表記の価格は料金の目安で、障害の度合いによってデータ復旧料金が異なります。実際の料金は、初期診断後にお見積もりいたします。 初期診断料金は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

  RAIDレベル別の復旧料金の目安(税別)
RAID0(HDD2台) RAID1(HDD2台) RAID5(HDD4台) RAID0+1(HDD4台) RAID1+0(HDD4台)
価格 ¥195,000~ ¥155,000~ ¥352,000~ ¥209,000~ ¥209,000~
日数 3日~ 3日~ 3日~ 3日~ 3日~

RAID障害の種類

起動エラー

OSの起動エラーは、さまざまな原因が考えられます。正確な診断と的確な措置を取らなければ、症状が悪化し、復旧率が低下します。

RAID構成エラー

操作ミスでRAIDの設定 情報が損傷、再設定される場合があります。このような場合は、復旧の可能性は高いです。

再構築(リビルド)エラー

なんらかのトラブルによりRAIDシステムを再構築する際、人為的なミスにより、逆に障害が発生してしまうケースも少なくありません。十分な注意を払って作業することで避けられるトラブルです。

RAIDコントローラー(RAIDカード)故障

RAIDコントローラの故障に対応するにはバックアップシステムを構築することが最適です。RAIDだから安心と過信していると、RAIDコントローラの障害には対応できないことがあります。

RAID復旧の事例

ご相談内容

Linuxサーバー(HDD5台 147GB/1台)
ある日突然起動しなくなりました。
至急対応お願いします。

復旧内容

故障したメディア
種類 RAID5 サーバー
診断結果
障害の種類 RAID障害
詳細 1台のヘッドが不安定
RAID情報の障害
重度Linuxファイルシステムの障害
トラブル解決
作業詳細 クローン作成
不良セクタ修理
RAID再構築
Linuxファイルシステムを手作業で修復
ロジカルリカバリー
結果 成功
日数 8日
復旧したデータ総容量 約65.8GB
すべてのデータが無事復旧されました。

ご相談内容

HDD6台構成のサーバーで、突然No3のHDDがエラーとなり、HDDを入れ替えました。その後サーバーを再起動したが、状況は変わりませんでした。

復旧内容

故障したメディア
種類 RAID5 サーバー
診断結果
障害の種類 重度RAID障害、論理障害を併発
詳細 HDD6台でRAID構成不明
サーバーのアドミンパスワードが不明
トラブル解決
作業詳細 各HDDのパラメーターを確認パスワードをバイパス
不明だったRAID構成を解読(結果はRAID5)
RAIDの再構築
ロジカルリカバリー
結果 成功
日数 10日
復旧したデータ総容量 約251GB
すべてのデータが無事復旧されました。

その他のRAID障害の復旧事例へ

対応RAID構成、対応メーカー、機種一覧

対応RAID構成

RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID0+1、RAID1+0、RAID3、RAID4、RAID5、RAID6、その他RAIDタイプ

SAS HDD、ファイバチャネルインターフェースHDDにも対応

対応メーカー

Dell、HP、COMPAQ、NEC、富士通、IBM、日立、その他各社