データ復旧は、市販のソフトを使うか、復旧業者に依頼するか

ハードディスクやUSBメモリ、メモリカードにトラブルが発生したとき、データを復旧する方法は2種類あります。「データ復旧業者に依頼する」もしくは「データ復旧ソフトを使う」です。

データ復旧業者に依頼する場合はデータ復旧のプロが作業するので安心ですが、その分費用が高めになります。
対してデータ復旧ソフトを使う場合はソフト1つ分の費用で済みますが、ご自身で作業をおこなうため、パソコン操作が苦手な方にはややハードルは高いかもしれません。

データ復旧ソフトで復旧できるケース

データ復旧ソフトで復旧できる可能性があるケースは、以下のような症状のときです。

• ・ファイルを消してしまった
• ・フォーマットしてしまった
• ・パーティションが消滅してしまった
• ・ウイルスに感染しておかしくなった
  ⋯など

データ復旧ソフトで復旧できないケースは、機器が物理的に故障しているなど以下のような症状のときです。

• ・外見、音、臭いがおかしい
• ・意味不明なメッセージで対処できない
• ・落下、水没、停電、焼損してしまった
  ⋯など

※上記のような症状のときは、状態を悪化させないために電源を切って現状維持に努めてください。

◎データトラブル診断チャート

データ復旧ソフトの使い方

データ復旧ソフトを使用するときは、まずデータ復旧ソフトをパソコンにインストールし、そのパソコンにトラブルが起きた媒体を接続して使用します。

USBメモリやSDカードなどパソコン以外の媒体のトラブルであれば、ご自宅のパソコンにデータ復旧ソフトをインストールし、そのパソコンにUSBメモリやSDカードなどを差し込みデータ復旧を試みます。

パソコンのデータを誤って消してしまった場合などは、そのパソコンにデータ復旧ソフトをインストールせず、別のパソコンにデータ復旧ソフトをインストールします。そして、データを誤って消してしまったパソコンのハードディスクをデータ復旧ソフトをインストールしたパソコンにつなげて使用します。